2010年 02月 05日
昔のはなし今のはなし |
1995年。
それは娘達がまだ小学生だった時の話。
その年、創立100年を迎えた娘達の小学校は学校がまるごと美術館になった。
岡山のアートシーンでは著名なK氏がPTA会長だった事がこの素晴らしい企画の
実現に大きく貢献したのだと思う。
ちなみにK氏のPTA会長の話は本当に面白かった。
後にも先にも壇上の話を一生懸命聞いたのは彼の話だけだ。
色んなアーティストが参加し子供達の為に作品を提供して下さった。
ワークショップはじめ子供達が一緒になって作り上げたものもあった。
いろんな教室に色んな作品が並んだ。
廊下にはオブジェ。
運動場には流木の大きなアート作品が置かれた。
アフリカンダンスを踊ったり・・・
流木アートではライブが行われた。
どの作品作りやイベントも参加自由だ。
次女が参加したのは「100年の空」
開校の年からその年までの100年、各自に年号が与えられ
その年の空を想像して畳一畳位の大きな布にそれぞれ自由に描いていくと
いうものだった。
次女は1964年の空。夕焼け空を描いた。
集まった100枚の絵はつなげられ大きなトンネルになった。
その中をくぐり100年を旅する訳だ。
そして、何より私が心を躍らせたのは記念に在校生全員が学校のあちらこちらで
型押しをした備前焼のタイルだ。
それを持って100年後にまたここに集まりましょう・・・という話があったそうだ。
私はそういう話にはワクワクする。
私はもちろん、娘も生きてはいないだろうからと手紙を書かせた。
孫か・・・ひ孫宛。
もしかしたら会う事はないかもしれない彼か彼女に夢を託す。
何人の人が覚えているだろうか?
でもね、生命が繋がって行く事、心が伝わっていく事。楽しみだ
この話、信じてるのは我が家だけかも知れないけど・・・。
それより100年後、地球は存在しているだろうか?
なんで、こんな古い話を思い出したかと言うと・・・
次女が今年7月から始まる瀬戸内国際芸術祭のボランティアスタッフ
「こえび隊」に入隊したから。
瀬戸内国際芸術祭は瀬戸内の7つの島と高松を舞台とした現代アートの祭典。
国内外の多くのアーティストによって作品が制作展示される。
とても楽しみにしているので娘が何らかの形で参加するのは喜びも倍増だ。
色んな人と出会って自分の世界が広がる事でしょう。
今年は瀬戸内が熱いのだ^^
みんな、おいで~^^v
by suuko3077
| 2010-02-05 19:09
| 家族