2009年 01月 16日
父のコト |
元旦に娘と3人で実家に帰った。
隣市ではあるけれど車で行けばすぐに行ける距離だ。
いつでも行けると思うとついつい自分の事を優先してしまい
中々帰る機会がなく親不孝をしている。
今年はおせちも作るのがおっくうで買って来たと言う。
母は元気だが、年を考えるとそうだよな・・・と思う。
来年は私がおせちを届けてあげないといけないよね。
父は一昨年「喉頭がん」を患った。
幸い初期であった事とたまたま予定していた手術がキャンセルになったという事で
その時来岡されていた国立がんセンターの先生に内視鏡手術をして頂き、声を
失う事もなく普通の生活が出来ている。
しかし、会う度にどんどん老いていくのを感じてしまう。
父は海軍少年兵として戦争に行き、その後警察官としてずっと働いて来た。
刑事として大半を過ごし晩年は駐在所まわりをした。
小さい頃は厳しく家に居る事も少なかったのでただ恐い存在だった。
私も大人になってやっと父と話す機会が増えた感じだ。
それが今では本当に小さくなって穏やかに微笑んでいる。
娘達にはいつも昔話を繰り返す。
お酒が好きで食道楽だったが食もずいぶん細くなった。
母が元気な分余計に年老いて感じる。
今度のお彼岸には私の兄弟も揃ってお墓参りに行く事になった。
県北にある田舎にうちのお墓がある。
普段は親戚がお墓を守ってくれている。
私も嫁いでからはずいぶんとご無沙汰している。
「そろそろ顔繋ぎしておかないと・・・」という事らしい。
母方の祖母のお墓と並んでまだ誰も入っていない実家のお墓がある。
それがなんともなかった若い頃と違って、もう遠くない未来に本当のお墓に
なるその場所を訪れるのは何か言い知れぬ気持ちだ。
いつまでも子供気分の私だけど、確実に時は進んでいる。
今年は親孝行したいと思う。
by suuko3077
| 2009-01-16 11:31
| 家族